201507/01

音楽歴史・偉人

音楽歴史・偉人紹介 ビートルズ編

偉人バンド ビートルズとは一体何だったのか



はじめに、ビートルズと聞くと、あなたは何を思うのでしょうか?父親母親がまだ子供だったころのグループなので、何も思わなくても当然かもしれません。しかし、やたらと身近にあるような感じがしますよね!音楽の教科書やピアノの教室で練習させられたり、音楽スタジオの店内BGMに使用されたりしています。みんなに愛されていて、あまりにも愛されすぎて、例えるならゴミ収集車から聞こえてくる「エリーゼのために」?それぐらいいつもその辺にふわふわ浮かんでいる存在だというのは事実だと思います。皆さんを取り巻くサウンドスケープ(音の景色)の一部、というのは言い過ぎかもしれないけど、ビートルズそのものは、どう考えても、ナウくない。そりゃ「ナウい」という言葉以上に古いからですね。
ポールが2015年で73歳になるそうです。よくラジオで流れたりしていた有名な曲、「When I’m Sixty Four」を作ったのが24歳の時なので、もう50年の歳月なんて、十代の方たちには想像もできないですね。
文明が年々じりじりと変化してきた過程に、ビートルズの音楽、ビートルズの存在は、どのように絡んでいるのか。ビートルズの遺した音楽と映像にふれ、そのメッセージをハートで受け止めながら、音楽が世界を変えていくというのはどんなことなのか、世界が変化している中をいきるというのはどんなことなのか、少しずつ、実感していきましょう!




それでは第一部として「ザ・ビートルズ・アンソロジー」を資料に、話を進めていきたいと思います!

世界史で見るビートルズとは?

すごい歓声ですね。1964年2月。場所はワシントンのコロシアム。イギリスで熱狂を巻き起こしたビートルズが、海を越えてアメリカにやってきました!これは、その初めてのライブコンサートです。
お決まりの可愛らしいおそろいのスーツにネクタイ姿です。今から見ると、なんて清潔なんだろう、これで本当にロックなのか?と、ほとんどそんな感じです。客席は中学生ぐらいの方たちが椅子の上で跳ねたり、首を振ったり、絶叫しています。なによりも彼女たちの表情が時代を感じさせますよね。逆算すると、1947年から50年生まれあたり。男の子も少なくないです。「ビートルズ狂い」(Beatlemania)と呼ばれた、世界的な歓喜と興奮、これからますます燃え盛っていく、というころの映像になります。
向かって右手、ちょっとガニマタに立って、リズムギターをならしながらボーカルを務めてきたが、リーダー格のジョン・レノン(John Lennon)。このとき23歳でした。左のマイクにポール・マッカートニー(Paul McCartney)がいて、左手で忙しくベースを弾きながら歌のハモリを入れています。彼が21歳!驚異の若さですね!その隣で、大きなリードギターを担当しているのがジョージ・ハリスン(George Harrison)。まだ20歳で、あと2週間ぐらいで21歳になります。八重歯がかわいいですよね!そして、うしろで、ネジを巻いた人形みたいに、跳ねるようにドラムを叩いているのがリンゴ・スター(Ringo Starr)。ジョンと同じ23歳でした。
ジョンは大分ガッチリしていて偉そうだけど、それでもニコニコ笑顔を振りまいています。残りの3人は皆かわいい感じですね!



この時代のビートルズは、例えるなら今でいう、SMAPのような存在だったのでしょうか?
会見を見ると、そうじゃないことがわかりますね!なんか、抑えきれないものが沸騰している感じで、SMAPのコンサートだったら、母親と小学生の娘が一緒に来たりする。母親と娘で誰が好みのとか。1964年のビートルズで、そういう話は聞かなかったです。母親は、ほとんどが、嘆いていたのです。
「ああ、うちの子はどうなってしまったのでしょう!」「なんですか、あのやかましい人たち。床屋さんには行かないの?」「あなたポールがいいの?私はリンゴが好きよ」と反応する母親が60年代に1人もいなかったわけではなかったでしょうけど、これは例外です!
2つのグループの人気の様子を比較してみました。それぞれどんなタイプのアイドルだったのか、見比べて言いたいことを想像してみてください!

ビートルズ グローバル 世代限定 自然発生 変幻自在
SMAP   ローカル  国民全体 企業開発 長期安定

SMAPはライブも重要だけど、テレビ文化から生まれました。韓国やそのほかでもね。



最後に、ビートルズは、イギリスのリヴァプールという町から出てきました。大ブリテン島の西岸中央部の港町。ロンドンから見ると、北西に250キロほど行ったあたりにあります。東京を例にして考えると、ちょうど金沢あたりになりますね。背後にマンチェスターが控えるこのあたりでは、古くからイギリスの工業地帯で、リヴァプールも、大衆帝国を支える港町で繁栄してきました。
皆さんはビートルズの曲で何が一番好きですか?

名古屋音楽スタジオ リフレクトスタジオのスタッフにもビートルズ好きがいますので、是非話しかけてみて下さい!
熱い話で盛り上がりましょう!!!

今回はビートルズについてでした!

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