ドラムセットのお手入れ方法

201508/08

ドラム

ドラムのお手入れ

ドラマーには二つのタイプがあります。
一つは自分の楽器は自分で手入れする人。
もう一つは自分の楽器を楽器屋さんで手入れしてもらう人です。
前者のタイプはもちろん、お金がないから自分でやるというわけではありません。
とにかくドラムをいじるのが好きなのでしょう。暇さえあればリムやボルトを磨いたり、ボディーについた指紋などを落としたりしています。
これはドラマーに限らず、ギタリストやベーシストの方も気持ちがわかるのではないでしょうか？
年に一度の大掃除と称して、徹底的に分解掃除し、挙げ句壊してしまう人もいるそうです。
それでもやめないのは、やはり好きだからなのでしょうね！

一方、楽器店に任せるタイプのドラマーも、楽器の手入れを嫌っているわけではありません。
そういったことは手慣れたプロのスタッフに任せ、手入れする時間があったら練習したいと思っているのではないでしょうか。だからこそお金はかかりますが、お店に任せるのです。

どちらにせよ、ドラムには手入れが必要なのです。
近くに信頼のおけるプロショップがなければ、自分でやるしかありません。
そこで今回は、ドラムお手入れ編という事で書いていきたいと思います。

【金属パーツ部分】
リムやラグ、ボルトなどのメッキを施した金属部分は水気を嫌います。
使用後はすみやかに乾拭きしておきたいですね！と言っても、数日で錆びてしまうことはありませんが、長い間放置すると、錆が浮いてきてしまいます。
この段階で良く拭き取っておけば問題はありませんが、これを更に放置すると茶色の錆がこびりつきます。こうなると、薬品を使って錆を落としても、その部分に粒状の突起（ビッツと呼ばれます）が生じてしまうのです。
大切な楽器が錆びてしまうのは、とても悲しいことですよね。
参考：シンバルの機材紹介　メーカー別紹介編

頑固にこびりついた錆を落とすには、ホームセンターなどで購入した錆落し剤を柔らかい布につけて磨き落とす方法がよく知られていますが、裏ワザとしてスーパーの台所用品コーナーなどでよく見かける汚れ落し用のスポンジも使い勝手がいいですよ！
楽器屋さんに行かなくても手に入りますし、何より安価でお財布に優しいので、おすすめです！

この研磨剤入りのスポンジを適度な大きさにカットして、水分を含み、錆の部分を軽くこすると錆は落とせます。更に、錆落し剤特有の刺激臭がないので、閉め切った部屋でも安心して使えます。
錆ついて茶色になったボルトを磨くときは、水を少し含んだスポンジをボルトに巻き付けて、ボルトをぐるぐる回すと綺麗になりますよ！
参考：ドラム奏法の基礎知識

電動ドリルにチューニングボルト用のアタッチメントを取り付けて回せば、驚くほど短時間で終わります！
最後に磨き終えたボルトからしっかりと水分を取り除いておくことが大切です。
先程述べた通り、錆の原因となりますので気を付けましょう！
研磨剤入りのスポンジはボルトだけではなく、リムやラグ、クロームメッキが施されたスタンド類にも使う事が出来ます。
ただし、ラグを磨き時は、ボディーの塗装面やカバーリングに当たらないように注意しましょう！塗装に細かい傷を残してしまう恐れがあります。
結構繊細な作業ですが、綺麗になっていくところを見るのは気分が良くなりますよ！

リフレクトスタジオでも、気持ちよく使っていただくため、スタッフが定期的にドラムセットを磨いてお客様をお待ちしております。
ピカピカのドラムセットがあると、心も踊って、練習も捗るような気がしませんか？
次回もドラムお手入れ編の続きを書いていきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね！

今回はここまでにしたいと思います！
最後までお読みいただきありがとうございました。

続いてはドラムセット　お手入れ編②