ギターアンプの機材紹介　Diezel編

201509/29

ギター

今回はギターアンプ　Diezel　VH4についてご紹介します。

Diezel　VH4

ヘヴィ系ギタリストも圧倒した協力なパワーを誇るドイツからの使者

ディーゼルは94年にドイツにて設立されたアンプ・ブランドで、最初に発表されたVH4はEQまで含めた完全独立4チャンネルという圧倒的な性能を備え、現在でもハイスペック・アンプとして多くのギタリストに愛用されています。
VH4が注目を浴びるきっかけとなったのは、轟くような重低音を伴ったハイゲイン・サウンドが、それまでにない協力なパワーを備え、ドロップ・チューニングを使用するモダンなヘヴィ・ミュージックのギタリスト達に使用されたことと思います。
だが、4つのチャンネルは柔軟性に富んだ音作りの機能を整え、各チャンネルごとに設定を調整できるエフェクト・ループの装備など、高度なサウンド・システムの中枢としても威力を発揮します。
チューブ・アンプのサウンドにこだわりながら、さまざまな音色とエフェクトを使い分けるギタリストにもアピールしました。
多数のコントローラーはレイアウトを把握すれば簡単に操作可能な洗練された設計となっています。

それでは基本サウンド・セッティング・サンプルについてご紹介していきます。

ベーシック・セッティング①～ナチュラル・クリーン

CH：1
Brightスイッチ：オフ
Gain：12時
Volume：11時
Treble：12時弱
Middle：3時強
Bass：12時強
MasterVolume：1時
Presence：12時
Deep：12時

完全独自4チャンネル仕様のVH4です。
本機でのオールジャンルで使えるナチュラル・クリーンは、チャンネル1のEQつまみすべてセンターでまったく問題ないですが、少しブライト寄りな印象になるためTrebleを落とし、太さ成分を追加するべくMiddleを持ち上げます。

ベーシック・セッティング②～ブライト・クリーン

CH：2
Brightスイッチ：オフ
Gain：1時
Volume：11時
Treble：9時
Middle：3時
Bass:９時
MasterVolume：1時
Presence：12時
Deep：12時

6弦全部をかき鳴らすコード系のプレイでちょうど良い歪みを狙ったセッティングです。
EQつまみはセンターだとドンシャリ傾向が少し力強すぎる印象だったため、Treble、BassをカットしMiddleを強調。
Presenceは伸ばしておいたほうが気持ちが良いでしょう。

ベーシック・セッティング③～ディストーション

CH：3
Gain：11時
Volume：12時
Treble：1時
Middle：9時
Bass:10時
MasterVolume：1時
Presence：12時
Deep：12時

バンド・アンサンブルで必要な音量までVOLUMEを上げて、Gainつまみは使用したギターでハウリングが起こらないぎりぎりのセッティングです。
アンサンブルでしっかり抜けるように、Trebleは若干上げめにしました。
これでハウリングが気になる場合は、Presenceを少し落とすと良いでしょう。

ベーシック・セッティング④～ディストーション（メタル系）

CH：4
Gain：12時
Volume：11時
Treble：3時
Middle：7.5時
Bass:12時強
MasterVolume：1時
Presence：12時
Deep：12時

チャンネル4はチャンネル3に比べてゲインが高く、気持ちドンシャリ傾向のサウンドです。
それを生かし、大胆にMiddleをカットしたメタル系セッティングです。
Gainの設定はチャンネル3同様ハウリングを起こさないギリギリを狙っています。
ダウン・チューニングでの重めのリフなどに最適でしょう。

いかがでしたでしょうか。
リフレクトスタジオでも”ズンズン”といった重めサウンドのバンドさんが多数練習にいらっしゃいます。
Dizelは見た目もかっこいいので、弾き心地がたまらないですよね。
今回ご紹介したサウンドを試しに来てみてはどうでしょうか。
是非、お待ちしております。