201509/23
ギターアンプの機材紹介 MATCHLESS DC-30編
今回はギターアンプ、MATCHLESS DC-30についてご紹介します。
MATCHLESS DC-30
ハンド・ワイアリングで製作されるブティック・アンプの先駆けモデル
参考:ギターアンプの機材紹介 JC-120編
マッチレスは、ハンド・ワイヤリングによって製作された”ブティック・アンプ”の先駆けとして89年に設立、登場と同時に、音にこだわるトップ・プロに愛用され、一時期のブランクを経て、現在もハイエンド・アンプの代表的存在となっている。
DC-30は設立初期から現在に至るまで、同ブランドのフラッグシップとして君臨しているモデルです。
極めてシンプルなコントローラーながら、クラスA回路による出力30Wという数値から想像すると驚くほどのパワー感、出力回路をオーバードライブさせた際の演奏表現にセンシティブに反応する有機的なレスポンス、整流回路まで真空管で構成された仕様による心地よいアタック感など、使い込むほどに奥深い魅力を体験できるアンプです。
2つのチャンネルは異なるキャラクターとコントローラーを備えた個性的なもので、使いこなしは慣れが必要ですが、うまくセッティングすれば、得難い存在感のあるサウンドを生み出してくれるだろうと思います。
では、基本的なサウンドセッティングをご紹介していきます。
ベーシック・セッティング①~ナチュラル・クリーン
チャンネル1を使ったナチュラル・クリーンです。
VOLUMEを10時、BASSを2時、TREBLEを1時の設定です。
EQつまみの挙動が変わっていて、TREBLEを上げると同時に低音域もなくなり、BASSを上げると同時に高音域が下がります。
例えば低音域が欲しいと感じたら、BASSを上げるか、TREBLEを下げても低音域を強調できます。
参考:ギターを始める前に知っておきたい3つの種類~初級編~
ベーシック・セッティング②~ブライト・クリーン
ナチュラル・クリーンより若干ドンシャリ(高音域・低音域アップ、中音域カット)傾向のセッティングで、ブライト・クリーンを作ることがれきます。
VOLUMEを10時、BASSを4時、TREBLEを2時の設定です。
ハイを上げるためにTREBLEを上げたぶんローがいなくなるので、さらにBASSを上げてバランスを取ります。
ベーシック・セッティング③~クランチ・トーン
DC-30はMASTERつまみを引っ張るとマスター・ボリュームとして機能します。
この例はMASTERをオフにした1ボリューム動作でもセッティングです。
TONEは6段階で、上げるほど低音域が太くなっていく。
セッティングではMAX(12時の位置)から1つ下げた状態です。
ベーシック・セッティング④~オーバードライブ
MASTERつまみを引っ張り、マスター・ボリュームが効く状態にして、VOLUMEを上げてゲインを稼ぎ、MASTERで音量を絞ったオーバードライブです。
VOLUMEを上げると、歪みとともに中低音域が膨らんでくるので、TONEで低音域を落としてバランスを取ります。
いかがでしたでしょうか。
リフレクトスタジオでもマッチレスを持ち込んで練習しているお客様を見かけます。
ぜひスタジオを利用して、様々な音作りを試していってください!
お待ちしております。
リフレクトスタジオでは、アンプのレンタルは無料ですので、是非借りて色々試してみて下さい!
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